「HUGで考える災害時の母子支援 in 釧路」研修会
2025年7月19日、釧路市立高等看護学院にて「HUGで考える災害時の母子支援 in 釧路」研修会を開催しました。
本研修会は、HOPPIE(北海道周生期医療救急支援の会)が主催し、一般社団法人大地みらい基金、一般社団法人WIND、NPO法人周産期医療支援機構(OPPIC)、釧路市の共催で開催しました。
医師、助産師、看護師、救命士、防災士、さらには高校生など、多様な背景を持つ方々にご参加いただきました。
「まだ見ぬ母子の命を救うのは誰ですか?」 をテーマに、災害時における避難所の課題や必要な配慮について、カードゲーム形式で考えました。参加者は「自助」「共助」「公助」の重要性を再認識し、平時からどのような備えが必要かを話し合う貴重な機会となりました。職種や年代の異なる参加者同士が、活発に意見を交わし、協力して課題に取り組む姿は、今後の避難所運営において必ず活かされるものと確信しています。
後半には、釧路市総務部防災危機管理課の島田主幹をお招きし、「千島海溝を震源とする巨大地震」 をテーマに講義をいただきました。釧路市の被害想定や過去の災害史、防災対策の現状について学び、実際の災害時にどのような支援が可能か、改めて「自助・共助・公助」の連携の重要性を深く考える機会となりました。
本研修会が、釧路市の防災対策の新たな一歩となることを願っております。
ご参加・ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
釧路市消防本部 小谷雄亮