2025 札幌BLSOプロバイダーコース in 北大
 2025年10月11日、北海道大学病院にてHOPPIE(北海道周生期医療救急支援の会)主催によるBLSOプロバイダーコースを開催いたしました。
 BLSO開催にあたり、札幌市、一般社団法人WIND(女性の健康と医療を守る医師連合)、HOPPIEクラウドファンディング協力金から多大なるご協力・ご支援をいただいております。また、北海道ハイテクノロジー専門学校の救急救命士学科からはシミュレーション用救急車借用のご協力をいただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。
 今回のコースは、救急隊はもちろんですが、非常に多くの医療機関スタッフにご参加いただきました。過去最多人数ではないでしょうか。様々な職種の方が参加してくれたことで、多職種が協働して母児を救命するために取り組むといったBLSOコースの目指している姿になったと振り返っています。
 コース内で救急隊にある質問をしました。
「現場活動をする上で、救急隊の目標ってなんでしょうか。」
 皆さまはなんと答えますか?
 BLSOスタッフが求める最大の目標は、
「病院と協働して母児を救命に導くこと。」
とお伝えしています。病院に搬送して終了ではないということです。
 1人の母児の命の救うためには、救急隊が命のバトンを繋ぐ第一走者であり、非常に重要な責務を担っていると考えます。
「適切なタイミングで適切な情報提供をする。」
 この行動自体が、医療機関と協働して母児を救命することに繋がることを強調してお伝えしました。言葉で言うことは簡単に思いますが、救急現場で体現することは非常に難しいことです。
 母児にとって、安心・安全な北海道にするためには、引き続きこのマインドをお伝えし続け、たくさんの方々に広がることを思うばかりです。
 今後も、受講生にとって満足度の高いコース展開を目指してHOPPIE一同励みます。引き続きのご協力と応援をよろしくお願いいたします。
とかち広域消防局 帯広消防署
救急救命士 永井 雄平


